2013年8月17日土曜日

ちぃずの魅力1:声

 昨日も書いた通り、私がちぃずに惹かれた最大の理由は「声」である。よく、「アニオタ・声優マニアは甲高い幼女声が好き」と誤解されがちだが、それはあくまで(相対的には多数派かもしれないが)一部のファン層にすぎず、私のように「低く響く女性声」が好きな声優マニアもいるのである(ただし、別に高い声が嫌いな訳でもない。実際、まりりの声もそれはそれで好き)。
 ちぃずはボーイッシュな外見ではあるが、いつも彼女なりに「アイドルらしさ」を出そうとしているので、公演MCの時は、頑張って「元気な高い声」を張り上げている。それは「芽瑠不在時のセンター」という役割だからこそ、全体を鼓舞するために「皆のテンションを上げる役割」を心がけているからでもあるだろう。
 しかし、少し長い話をMCで語ろうとする場合、明らかにその声のトーンが、最初の第一声に比べると低くなる。故に、こちらが彼女の地声であることは間違いない。どちらが良いかと言われたら、私は間違いなく、「地声」の方が魅力的だと答える。博多研では、「もう一人の泉」であるいーちゃんが、「低くてドスの効いた声」だとよく言われているが、実は地声の低さでは、ちぃずも負けていない。むしろ、私の好きな「やわらかな低音声」という意味では、ちぃずの地声は博多随一の美声だと私は思っている。
 それがはっきり現れたのが、昨日(9月16日)の公演での影アナである。今まで、ライブ配信がなかったので、私はこの時、初めてちぃずの影アナの声を聞いたのだが、最初の諸注意で聞こえてきたのは、まるで本業のアナウンサーのような落ち着いた喋り方で、聞く者の心を落ち着かせる、まさに「癒しの低音声」であった。しかし、影アナの後半部分、皆を煽る局面に入ると、急にテンションを上げて、「自己紹介MCの時のちぃずの声」になる。このギャップもまた、彼女の魅力の一つと言えるかもしれない。
 ただ、正直、自己紹介MCの時のちぃずは(博多には滑舌大魔王が二人もいるので、あまり目立たないが)やや滑舌が悪く、噛むことも多い。おそらく、それは「本来の彼女の声」ではないからだと思う。ただ、今の彼女に与えられた役割を考えると、確かに「元気な高音声」で盛り上げることに全力を尽くそうとするのは間違ってはいないし、彼女のキャラを生かすためにも、多少滑舌が悪くなっても、必死で声を張り上げてMCを盛り上げようとする姿勢は、悪くないと思う。
 だから、「芽瑠不在時の切り込み隊長」として「元気な高音」で「仕切りのMC」を盛り上げる能力を磨きつつ、「自分個人の語りのMC」の時は「癒しの低音」をもっと積極的に活用して、その「声の幅の広さ」をアピールしてほしい。具体的に言えば、以前にPちゃんとの間で披露した「キザな言葉しりとり」の時のような「声質を生かした小ネタ」を、どんどん披露してほしいのである。
 ……とりあえず、本当はここで「歌」についても語る予定だったのだけど、ちょっと長くなってきたので、今日のところはひとまずこの辺で。

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