2013年8月16日金曜日

Road to Cheese 3「梅本泉との出会い」

 2012年の秋、HKTは二期生21名を迎え、新たな局面を迎えることになる。劇場公演は従来の「手を繋ぎながら」に加えて、研究生達による「Partyが始まるよ」が併存することになった訳だが、正直言って、私の中では「Party」公演と言えば、

・曲数が少ない
・同じ曲をなぜか2回もやる
・DMTとスカひら以外はイマイチ

という認識だったので、それほど興味も引かれなかった。ちょうどこの時期、念願のHKTのDMM配信も始まることになるのだが、私の中で「手つな>Party」の関係はどうしても覆せない認識だったので、特に金を払ってまでParty公演を見ようとは思ってなかった。
 また、あるYにも徐々に二期生達が出演することになるのだが、やはり、半年間の出演経験を持つ一期生達との(この時点での)バラエティ能力の差は歴然で、運営側が必死で売り出そうとする田島・朝長に関しても、今ひとつ魅力を感じることが出来なかった。
 ただ、そんな中で、徐々に岡本・山田・駒田といった二次元好きの面々が登場するに至り、私の中でもちょっと二期生への興味が掻き立てられ始める。そして、谷真理佳という怪物の台頭によって、「二期生についても、ちょっと勉強してみようかな」という気分が高まってくる。
 とはいえ、「でも、今やってるのは、所詮、Party公演だしなぁ」ということで、とりあえず、中国の動画サイトで適当に公演動画を探して、部屋の掃除をしながら流し見る程度にチェックすることに。すると、Dear my teacherの2番の途中で、それまで廃品回収用に新聞紙を縛っていた私の手が、一瞬、止まった。

「わたし〜に〜は さきがあ〜るのよ〜♪」

 あれ? なんか今、一人だけ全然違う声質の娘がいなかったか? と思いながらも、なにぶん、画質が悪いので、どれが誰だかよく分からない。とりあえず、その場はそのままスルー。その後、毒リンゴを経て、自己紹介のパートになるが、さっきの声が誰だったのか、さっぱり分からない。しかし、その直後のスカひらで、再び「あの声」が聞こえる。

「わ〜た〜し〜たち〜 なに〜をしても〜♪」

 この娘だ! 間違いない! このショートカットの娘だけ、明らかに声質が他の娘と違う! 決して「上手い」と言えるほどではないが(上手さで言えば、なおぽんの方が明らかに上)、他のメンバー達の中高生らしい甲高い声とは明らかに異なる、独特の低く響くやわらかな声に、一瞬にして魅了されてしまった。一体、誰だ、この娘? と思って、自己紹介パートまで戻して確認してみたところ、どうやら「梅本泉」という娘らしい、ということが分かる。自己紹介の時は、(明らかに無理して)アイドルらしい高いトーンの声で話していたので、全く気付かなかった。
 こうして、私の「梅本泉推し」としての「48Gオタク第二章」が幕を開けることになったのである。

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