2013年9月20日金曜日

ちぃずの仲間達7:山田麻莉奈〜2.5次元の合法ロリ〜

 この機会に正直に告白しておくが、あるYに二期生が出場し始めた頃、私の中で「二期生の中での推しメン候補」の一番手は、実はまりりだった。アニメ好きで、声もルックスも文句無しに可愛くて、私の中での「理想のアイドル像」としての条件を完全に満たしていたし、意外に年齢が高いことも、成長による劣化の心配が薄いという意味では好ポイントだった。
 では、なぜそこで「一推し」に出来なかったのかというと、多分、私の中で「アニメ好きメン」枠の中で、どうしても(総合的な魅力という意味で)古川愛李を越えられなかったからだと思う(これは、なおぽんやPちゃんも同じ)。私の中では「アニメ好き」はそれだけで圧倒的なプラス要素になってしまうので、無意識のうちに「アニメ好き」と「その他」を別枠で評価するようになってしまっている。その枠の中で、ある意味、「殿堂入り」状態のあいりんを越えるメンが現れない限り、アニメ好きのメンバーは「48G全体の一推し」には選べないのである。
 と、まぁ、そんな自分でもよく分からない理由で、私の中での一推しポジからは外れてしまった彼女ではあるが、それでも私の中では(48G全体の中でも)上位に位置付けられているメンバーであり、当然のごとく研究生内でも人気メンバーになるだろうと予想(というか確信)していたのだが、これが意外に伸びていないようである。
 おそらく、最大の理由は(冨吉同様)、東京キー局のテレビ番組に殆ど出ていないことだろう。いや、厳密に言えば彼女は何回か出演しているのだが、ちぃず以上に控えめな性格が災いして、全く印象に残っていない。あるY時代は、カナリア安達の横暴キャラへの抵抗という形で、それなりにキャラが立った活躍が出来ていたのだが、東京進出以降はさっぱり影が薄くなってしまった。やはり、彼女のようなタイプの魅力は、雛壇ポジションでは生きないのかもしれない。
 ただ、その状況を打破するために、谷のような「前へ前へキャラ」にキャラ変する必要はないと思う。というか、彼女はもう既に「2.5次元アイドル」として完成型に近いので、下手に弄らない方がいい。あのルックスと声があれば、それだけで十分に48Gの中では存在感が出せるし、今のポジションのまま地道に握手会と公演でファンを増やしていけば、いずれ必ず大成出来ると私は信じている。
 ちなみに、レジェンド公演では谷やみなぞうと共に「天国野郎」の一角を担うセミレギュラーであり、Party公演では「ちぃずポジ」or「あべっこりーポジ」に入ることが多い訳だが、どのポジションにおいても、他のメンバーが演じた時とは明らかに異なる「まりり領域(ゾーン)」を生み出しており、言わば声だけで空間を支配出来る天性の才能の持ち主と言える(その意味では、実は冨吉よりもむしろ彼女の方が亜美菜的とも言える)。
 そして、そんな彼女が特に敬愛するアイドル声優として、小倉唯の名前がよく挙げられている訳だが、まりりの自撮りの手法や歌い方などからも、彼女からの影響は強く滲み出ていると言えよう。正直、まりりのアニメオタクとしての知識量はさほど高くはないと思うが、「アイドル声優になれるポテンシャル(=2次元オタクに好かれる要素)」としては、48G全体の中でも、彼女が群を抜いていると思う。
 ただ、アイドル声優の寿命は(何人かの例外はいるが)通常のアイドルよりも更に短い。そこから一人の声優として生き残っていくには、どうしても一定レベル以上の演技力が必要となる訳で、果たして、博多でアイドル活動を続けることが、彼女にとってプラスになるのかと考えると、少々疑問ではある。年齢的にもそれほど若くない以上、どの段階で(しゃわこのように)上京して声優養成所に入るのか、という見極めが重要となるであろう。
 とはいえ、可愛いだけのアイドル声優など、腐るほどいるのが現状である以上、彼女が本格的に声優に転向したところで成功する保証はないし、HKTファンの一人としては、彼女にはこのまま博多で、本格的にロリBBAと言われる歳になるまでアイドルとして活躍してほしい気持ちもある。だから、彼女には今後の自分の人生について、より幅広い視点から、様々な選択肢を頭に入れながら、彼女自身にとっての最適の結論を、ゆっくりと導き出していってほしい。

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