2013年9月11日水曜日

ちぃずが夢を語った日

 48Gとは本来、「芸能人養成機関」であり、48G内にいること自体が目的ではない、というのが、当初のコンセプトであった。最近は「AKBに入りたい」ということ自体を目的としているメンバーも増えていると言われてはいるが、それでも、「将来の夢は?」と聞かれたら、「歌手」「モデル」「女優」「声優」「DJ」「アナウンサー」「お天気お姉さん」など、それぞれに明確な「個人の目標」を掲げているメンバーが大半である。
 ところが、HKTに関しては、インタビューなどでも、あまりそういった質問自体が投げかけられることが少ないためか、将来の目標がはっきり公表されていないメンバーが多い(特に二期生)。ちぃずもまたその一人で、彼女がどんな将来像を描いているのか、これまで明言してこなかったことが(もしかしたら、初期の公演などでは語っていたのかもしれないが)、私としては、ずっともどかしかった。
 そんな彼女が、遂に昨夜のぐぐたすで、「歌手になりたい」と明言した。これは私の中で、夜中に一人で叫び出したくなるほどの朗報であった。彼女の歌声に惹かれて、SKE派からHKT派へと鞍替えし、DMMの定額会員にもなった私としては、これほど嬉しいことはない。
 ネット上の評判では、彼女のことを「ダンス要員」として高く評価する声はあっても、歌手としての能力については取り上げられることが殆どなかった。しかし、私の中で彼女の最大の魅力は、そのキレキレのダンス能力と同等以上に魅力的な、あの独特の低音ヴォイスなのである。彼女自身が、ちゃんとその自分の潜在能力のことを分かってくれていたということが、本当に嬉しくて仕方ない。
 彼女自身、まだ自分の歌は全然上手くないと言っているし、実際、現時点で彼女よりも歌が上手いメンバーは、HKTの中だけでも何人もいると思う。だが、これまで何度も述べてきた通り、彼女のあの独特の声質は、他の誰にも真似出来ない、彼女だけの武器である。その「天賦の才」を磨き続けることこそが、彼女が芸能界で生き残っていく唯一の道であり、同時に、その才を持って生まれてきた者としての義務でもあると私は思う。
 そして、彼女は同時に、現時点での目標として「山本彩さん」を挙げているのであるが、これについてはまた明日の記事で詳しく語ることにしよう。

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