2013年9月13日金曜日

「キャプテン:梅本泉」の可能性

 昨日の記事の後半では「センターとしての山本彩」について語ったので、今回は彼女のもう一つの役割である「キャプテン」の側面に焦点を当てて、ちぃずが彼女に追い付ける存在となれるかどうかを考えてみよう。
 まず、48Gのキャプテン&リーダーは、大きく分けて、以下の4種類に分類されると思う(にしし・れなひょん・ゆいはんは、まだ就任して間もないので、ひとまず保留)。

・陣頭指揮型:高橋みなみ、 秋元才加、 高柳明音、梅本まどか
・背中で語る型:篠田麻理子、大島優子、山本彩
・後ろで見守る型:柏木由紀、梅田彩佳、平田璃香子、上枝恵美加
・弄られ(愛され)型:大場美奈、島田玲奈、穴井千尋

 これはあくまでも、一ファン視点のイメージなので、実際に裏でどのような形でリーダーシップを発揮しているのかは分からないが、大きく分けるなら、上二つは「牽引型」、下二つは「放任型」というイメージで私は考えている。
 「牽引型」は、どちらも自ら矢面に立ってチームを引っ張るタイプであり、キャプテンのキャラがチームカラーにそのまま反映されやすい(故に、エース格のメンバーであることが多い)。「陣頭指揮型」と「背中で語る型」の違いは、伝えるべきことを「公の場」で言葉にして熱弁するか否かの違いである(あくまで、私の中でのイメージ)。前者は、上手くハマっている時はメンバーとファンの士気を高めることが出来るが、反面、空回りすると微妙な空気が生まれる。一方、後者で全体を統率出来るのは、圧倒的なカリスマor人望を持つメンバーだけであり、そのカリスマ・人望への「信頼」が崩れた瞬間、チームそのものが崩壊する危険性を孕んでいる。
 これに対して「放任型」は、あまり自分が表に出る訳ではなく、自分以外のエース格のメンバー達に前線指揮を任せているイメージが(私の中には)ある。そして、「後ろで見守る型」は自らが母性愛でメンバーを包み込む「大人」な印象の強いメンバーであり、逆に「弄られ(愛され)型」は(頼りなさ故に)周囲の母性本能をくすぐるドジっ子タイプ、と言えば、理解してもらえるだろうか(正直、この二つもかなり線引きは微妙ではあるが)。

 で、ここまでの話を踏まえた上で、K IV候補生のメンバー達にキャプテン職を任せた場合、どんなタイプになりうるのか、ということを考えてみよう。まず、ちぃず以外のメンバーを、上記の四分類に当てはめてみると、こんなカンジではなかろうか(さすがに、中学生メンバーと、「どう考えてもキャプテンには向かない人」は除外)。

・陣頭指揮型:なおぽん、Eちゃん、おかぱん、谷
・背中で語る型:(不在)
・後ろで見守る型:みなぞう、まいちゃん、まなみん
・弄られ(愛され型):りこぴ、Pちゃん、じーな、冨吉

 こうして見ると分かる通り、陣頭指揮型の4人は空回りの危険性が高すぎるネタキャラばかりなので、あまりオススメは出来ない。なので、現実的に考えるなら、現公演を実質的に仕切ることの多い(母性愛の強い)一期生のみなぞうか、なんだかんだで皆に愛されている(弄られキャラが定着している)最年長のりこぴが、個人的には妥当な線だと思う(まいちゃんを推す声も多いが、私はむしろ彼女はHに昇格すべきだと思っている。理由はまたいずれ別の記事にて)。
 さて、上記を踏まえた上で、ちぃずがキャプテンになった場合について考えてみよう。まず、彼女は責任感が強く、色々と自分で背負い込みたがる性格なので、おそらく自分がキャプテンになったら、他人に前線指揮を委ねることは出来ないと思うし、そもそも(身長的な意味も含めて)後方では埋もれてしまうタイプだと思う。かと言って、自分の主調を他人に押し付けられる性格でもないと思うので、そうなると必然的に「背中で語る型」としてのキャプテン像を目指す道しかないように思える。
 では、果たして彼女にそのような形のキャプテンが務まるのだろうか。先日の公演において、ましろが「ちぃずは、いつも皆を仕切ってくれる」と言っていることからも分かる通り、メンバー内でのリーダーシップを発揮する機会は多いようで、特に若いメンバーからの信頼は厚いことが伺える。また、過去にも悩んでいるメンバーにメールを送ったり、フォローしたり、といった報告もあり、そういった「表に出さない形でのサポート」をさりげなくやってのける辺りも、山本彩の人心掌握術に近い。その意味で、現在のK IVの中で、あえて「背中で語る型」のリーダーを選ぶとしたら、それはちぃずなのではないか、と私は思う。
 ただ、問題は、果たしていまの彼女に、篠田・大島・山本級の「圧倒的なカリスマ」があるのか、という点である。正直、さすがに現時点での彼女にそこまで求めるのは酷すぎると思うし、また、牽引型のキャプテンは自分が矢面に立つ分、精神的なタフさも必要とするため、現時点での彼女にそこまで任せると、潰れてしまいそうな気がして怖い。
 故に、私はやはり、K IVのキャプテンは、みなぞうorりこぴが適任だと思う。若いメンバーが多いからこそ、ここは落ち着いた年長組が支えてあげるのが筋ではないかと。その上で、いずれ数年後におこなわれるであろう組閣の時期までに、ちぃずがキャプテンに相応しい器に成長して、彼女が新チームのいずれかを任される「山本彩的な存在」となっていることを期待したい。

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