2013年9月18日水曜日

ちぃずの仲間達6:冨吉明日香〜亜美菜を慕う宮崎の道化師〜

 とりあえず、今日のじゃんけん大会については、色々と言いたいこともあるけど、それはメイン・ブログの方で書いたので、こっちは空気を読まずに通常営業。ということで、前回のPちゃんに引き続き、もう一人の「宮崎メン」である、冨吉について(彼女のニックネームは色々あるけど、本人が「冨吉と呼ばれるのが一番しっくりくる」と言ってるので、ここではそれで通します)。
 彼女を語る上で、まず挙げるべきエピソードは今年の博多単独武道館のMCにおける、指原との以下のやりとりであろう。

「私、佐藤亜美菜さんみたいな王道アイドルになりたいんですよ」

「佐藤亜美菜は王道アイドルではありません」

 これが、冨吉の中で最初から(指原の返しも含めた)「ネタ」として発せられた言葉なのか、それとも、彼女の中では亜美菜スタイルこそが「王道アイドル」だと本気で思っているのかは分からない。ただ、前者であるならば、大先輩を利用したなかなか大胆かつ絶妙なボケであると思うし、後者であるとすれば、それはそれで、48G随一のトーク力を持つと言われる亜美菜を「理想像」と掲げている時点で、MC要員としては非情に期待出来る存在だと思う(まぁ、実際のところは「本音半分・ネタ半分」くらいの気持ちだったのであろう)。
 ちなみに、最近の48グループの中で「憧れの先輩」として頻繁に名前が挙げられるのは、大島、板野、篠田といった面々であるが、そこで佐藤亜美菜の名を挙げたメンバーは、おそらく、平松可奈子と冨吉明日香だけだと思う(※下記に追記)。そして、この3人に共通するキーワードとして、私は「道化師」の称号を挙げたい。常に場を和ませることを重視し、自らが「汚れ役」となったり、時にはあえて「滑り芸」を駆使することも厭わず、着実に笑いを生み出すエンターテイナー、それが彼女達に共通する特徴であると思う(無論、時にはハズしてシラけさせることもある)。
 と言っても、冨吉は決して、最初から天性の才能で場を回す能力を持っていた訳ではない。むしろ、「トミヨシビックリ」とか「ラララララ」とか言ってた頃は、村重と同程度の失笑しか起きなかったと思う。しかし、徐々に「周囲の人々のキャラを生かしながら笑いを生み出す」という術を身につけていき、Eちゃんの団地妻キャラの発掘、なおぽんの自己紹介のアレンジ(最後の「はーい!」)、ゆりや姉さんとの「トミヨシレボリューション」を巡るバトルなど、仲間との連携技でMCを切り盛りする術を身につけていき、「影のプロモーター」としての役割を担いつつある。
 ただ、残念ながら、それが彼女自身の人気に繋がっているかというと、握手券の状況などを見る限り、まだまだ知名度自体が弱いと言える。その原因は明白で、劇場公演においては「欠かせない人員」の一人となりつつあるのとは裏腹に、東京のテレビ番組には殆ど(全く?)呼ばれていないからである。あるY時代は、むしろメディア選抜要員として推されている印象であったし、コレカラ系の番組にもそこそこ出演しているのだが(この点は、ちぃずと境遇が似ている)、その時期に結果を残せなかったことで、「東京でのチャンスの順番」を後回しにされてしまったのだろうか。
 ちなみに、彼女の劇場における貢献はMCだけではない。正直、歌唱力とダンス力はそれほど高い訳でもないのだが、現時点で(おそらく)唯一、Party公演の全ユニットのアンダーを経験しており、全体曲でも様々なポジションを任されることが多い、まさに器用な「便利屋」なのである。この点もまた、本人が意識しているのかは不明だが、若い頃の亜美菜と似ていると言えよう(ついでに言えば、ルックス的にも、目元はちょっと似ているような気がする)。
 1stでも2ndでもカップリング選抜にすら入れず、現状ではK IVに入れるか否かも瀬戸際のラインだとは思うが、どのチームに入ることになったとしても、上記のような彼女の(彼女にしか出せない)特殊な能力は今後のHKTの中で絶対に必要とされると確信しているので、今後も地道に腐らずに、自分だけの道を歩み続けていってほしいと思う。

※追記
 2013年12月11日の「あるあるYYドリーム☆テレビ」にて、木下百花も「好きな先輩」として挙げてました。でもまぁ、この仮説を立証する上では、むしろ説得力が増す事例ですね。

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