2013年9月2日月曜日

ちぃずの仲間達3:岡本尚子〜誇り高き変態歌姫〜

 ということで、第三弾。仲が良いのかどうかはよく分からないが(公演でもぐぐたすでも、あんまり絡んでない)、私の中では「研究生の実力派コンビ」として、ちぃずとセット扱いになっている「なおぽん」について。
 私が博多研にハマるきっかけは、「Dear my teacher」におけるちぃずの歌声だった訳だが、それと同時に、この曲中で彼女とユニゾンしている(そして、あなクリの歌唱担当でもある)なおぽんの歌声にも強く惹かれていた。正直、今の時点での完成度は、なおぽんの方が上だと思うし、アニメ好きという点においても私の中での好感度は高いし、あるYでの暴れっぷりも非常に好印象だった。
 では、なぜ彼女をイチ推しにしなかったのかというと……、彼女の場合、自分自身で「歌と表現力は誰にも負けない」と言ってハードルを上げてしまっている分、どうしても私の中では、かつてのイチ推し・増田有華と比べてしまうのだと思う。そして、さすがにまだ、ゆったんの領域までは達していないと思うし、はーちゃん、わさみん、あいりんなどの現役の本格派組と比べても、どうしても見劣りする。ただ、逆に言えば、そのクラスの面々と「歌唱力」で比較しようと思えるのはHKT全体でも彼女だけであり、それだけ私の中での期待度が飛び抜けて高い存在とも言える。
 ちなみに、アニオタとしてのクォリティに関して言えば、私がこれまで「ガチ」と認めたのは、たなみん&あいりんだけだったのだが(なかやん・わさみん・ゆいみんは「アイドルにしては詳しい」レベル)、博多のオタ4(?)の中では、彼女が一番ガチのアニメ好きに思える。さすがにまだ若い分、知識量は前出の二人には負けるだろうが、ぐぐたすでの空気読まないアニぐぐ企画などは、コメント欄のポカーン状態をガン無視してオタク話を展開するたなみんに通じる心意気だと思う。
 そして、あるYでの二回目の登場以降に開花した「ふともも大好き変態キャラ」も、劇場公演のMCを盛り上げる上で、非常に大きな役割を果たしていると思う。らいらとのキャラ被りが心配だったのだが(彼女も歌唱メンだし)、いつの間にやら「変態同盟」としてコンビを組むようになり、相乗効果で強いインパクトを与えることに成功したと言えよう。もうすぐ3期生が入ってくる訳だが、今後はあきすん的なセクハラ姐さんとして後輩を弄る方向で、若手を発掘していく役割にも期待したい。
 正直、こんなキャラで、外見的にも(まりやぎ似とも言われているが)あまり評価の高くない風貌なので、おそらく今後も選抜に呼ばれることもなく、ちぃずと共に「劇場の番人」の立場に落ち着くものかと思っていた彼女であったが、今年の総選挙の速報でまさかのランクインを果たしたことで、状況が一変した。さすがに、最終結果では速報圏外から巻き返してきた「七期の壁」に押し出されてランク外へと落ちてしまったが、その健闘を評価されて「メロンジュース」での選抜入りを勝ち取ることになる。
 これまでにも、本店総選挙の順位が支店の人事に影響を及ぼすことはSKEなどでもあったが、それらは基本的に「最終結果」の御褒美であって、速報圏内のみで彼女がここまで推されることになるとは、正直思っていなかった。実際のところ、あの速報を見た上で、博多研推しの人々の支援票が集まって、最終順位もそこそこの順位ではあったのかもしれないが(実際、私も1票入れている)、いずれにせよ、彼女のこの抜擢によって、来年の総選挙における支店干されファン達の「速報勝負」の傾向がより強まることになるのは間違いないだろう。
 正直、DMM派としては、彼女が選抜に選ばれてしまったことで、むしろ彼女の歌声を聴ける機会が減ってしまうという残念な展開になってしまった訳だが(その意味で、実はちぃずの選抜入りもそれほど望んではいなかったりする)、先日のなつ生誕祭の時のアンダー出演で久しぶりに見た彼女は、外見的にも随分垢抜けた印象で(髪型のせい?)、ちょっと驚いた。当初は「一回限りの『思い出選抜』だろう」と思っていたのだが、このままビジュアル面の強化に成功すれば、(握手券の売上も急浮上しているようだし)意外に今後も選抜候補として名前が挙がり続けることになるかもしれないとも思えてきた。そう考えると、やはり「総選挙」というイベントの重要性が、改めて浮き彫りになってくる。
 性格的には、(謙虚で自重気味なちぃずとは対照的に)生誕祭で選抜漏れの悔しさを露骨に表すなど、かなり情念を表に出すタイプではあるが、それは彼女の中での「HKT加入以前から舞台に立ち続けてきた者」としての「誇り」の現れであろう。そういうところも、どこか増田裕華に通じるものがあると思うし、そのプライドの高さこそが、彼女をここまで押し上げた原動力になっているのだと思う。その態度は(かつてのゆったんがそうであったように)時にアンチを生み出すかもしれないが、その強い志を今後も持ち続けて、パフォーマンスが弱いと言われるHKTを今後も支え続けていってほしい。
 ちなみに、ちぃずとの関係に関して言えば、あまり日頃は絡みはないが、7月末のちぃずの臨時休演の時には、現地にいなかった選抜組で唯一、彼女のぐぐたすに心配&フォローのコメントを残しており(時間帯的には、札幌ドームコンサートの終了直後)、彼女の中でも「戦友」という意識は強いのだと思う。それが、たまたまポジションが近いが故の親近感にすぎないのか、それとも、彼女の中でちぃずの実力を認めた存在であるが故なのかは分からないが、いずれにせよ、少しでも早くこの二人がまた劇場の舞台で共演する機会が訪れることを願っている。

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