2013年9月29日日曜日

ちぃずの仲間達9:今田美奈〜母性溢れる癒しの美声〜

 当初は、とりあえず二期生を全員紹介してから一期生、という順番の予定だったのだが、やはりこの人だけは別格というか、色々な意味で優先せざるを得ない人なので、当初の方針を捩じ曲げて、今回はみなぞうの話をさせてもらおうかと。
 研究生公演におけるみなぞうは、まさに「研究生の母」である。年齢的には、彼女よりも年上のメンバーが4人もいるのだが(りこぴ、まりり、谷、まなみん)、仮に彼女が「一期生(先輩)」でなかったとしても、やはり彼女を中心にまとまらざるを得なかったのではないか、と思わせるほどの圧倒的な人望の持ち主であり、彼女が後ろに控えていることで、絶対的な「安心感」をメンバーに与えているように見える。EPコンビには「妻の貫禄」が備わっていると言われているが、彼女の場合は更に格上の「母の貫禄」である。早熟型が多いと言われる珠理奈世代の中でも、彼女の貫禄は群を抜いているのではなかろうか。
 それはちぃずも例外ではなく、Party公演が始まる前のレッスンで苦戦していた時に彼女に助けてもらったという話は有名であるし、初期の頃のキャッチフレーズは「後藤泉ちゃんに身長を分けてほしい」と「今田さんのつむじを見てみたい」の併用であった(他にもあったかもしれないけど)。名前が同じでネタにしやすかった同期のいーちゃんはともかく、いつも先輩相手に遠慮しがちなちぃずが、みなぞうの名前を平気で挙げられるところに、特別な信頼感があることは伺える。
 そんな人間的な魅力だけでなく、彼女はパフォーマンスにおいても決して同期のチームHの面々に劣っている訳ではなく、歌唱力に関してはHKT最強とも言われている。実際、二期の歌姫である(同じ珠理奈世代の)なおぽんと比べてみても、総合的な表現力の幅広さという点では劣っているかもしれないが、地声の美しさでは負けていない。アイドル性からは程遠いが、彼女の「癒しの低音ヴォイス」のもたらすヒーリング効果は、現時点での48G全体でも五本の指に入れて良いレベルだと私は思う。
 それ故に、手つなの初日メンバーでもあった筈の彼女が、なぜチームHから外れてしまったのかは今でも謎であるし(色々と憶測レベルの話はネット上にあるが、あくまで噂にすぎないので今回は除外)、彼女の代わりに入ったメンバーの末路を考えると、色々な意味で彼女を正規メンバーから外してしまったことは間違いだったようにも思えたのだが、結果的に言えば、彼女がいなければ現在の研究生公演のクォリティーは有り得なかったと思うし、長い目で見れば、HKT全体にとってもプラスになったと言えるのかもしれない。
 その上で、いずれ訪れるであろうチームK IV結成において、彼女が昇格することは100%確定と言って良いと思うのだが(Hへの昇格という可能性もあるが)、問題はキャプテン人事である。チームをまとめるという意味では、彼女が最適なのは誰の目にも明らかであるが、過去の48Gにおいて、一期生が第二チームのキャプテン(リーダー)に就任した事例はない。無論、そんな慣例に縛られる必要はないと言えば無いのだが、彼女の存在感が圧倒的すぎるからこそ、キャプテンは二期生に任せて、彼女はそれを陰から支える(佐藤のねーさん的な)立場の方が、組織としては安定するのかもしれない。いずれにせよ、彼女が今後のHKTを支える大黒柱となることは、ほぼ間違いないと言って良かろう。

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