2013年10月12日土曜日

ちぃずの仲間達10:坂口理子〜いじられ上手でクレバーな最年長〜

 後期の講義が始まって忙しくなったこともあって、ちょっと間が空いてしまったけど、そろそろ再開。と言っても、それほど新しいニュースがある訳でもないので、メンバー関連記事の続きから。ということで、今日は(私の中でK IVキャプテン最有力と考えている)りこぴについて。
 りこぴを語る上では、まず「研究生最年長」というフレーズが真っ先に頭に浮かぶ訳だが、その点をネタにされた時の彼女の自虐的な返しの反応は、実に上手い。それほど爆笑を誘う訳ではないが、着実にほどほどに場を盛り上げる「鉄板キャラ」としての、彼女の研究生公演での役割は非常に大きい。しかも、他人に自分をいじらせて笑いを生み出すタイプなので、ある意味、冨吉同様の道化師タイプであると言える。
 もう一つ、彼女を語る上で外せないワードが「秀才」である。読売新聞のCM出演権を賭けた学力テストにて、高校生の部でトップを取ったのは有名な話であるが(もっとも、学年的に優位な立場であったこともあるが)、その点を抜きにしても、会話の節々から、理知的な素養が感じられる。たまに本気のボケで笑いを誘うこともあるが、基本的には「計算された自虐ネタ」が主体であり、その意味では、実は一番指原に近いタイプなのかもしれない。
 ちなみに、よく誤解されやすいが、彼女は決して「セクシー担当キャラ」ではなく、あくまで「セクシー担当になりたいキャラ」であり、おそらくはそこでツッコまれることまで含めた上で、彼女の「自己プロデュース」は完成しているのだと思う。ただ、たまに本気でセクシーに見えることも無くはないので、それはそれで一種のギャップ萌えと言えるのかもしれない(谷が稀に石原さとみに見えるのと同じ)。
 また、彼女はみなぞうとはまた違った意味での「もう一人の母」でもある。それは、秋吉ちゃん相手の母親キャラという意味だけではなく、最年長として皆に慕われ、頼られ、信用されているのが、皆の日々の言動からも伝わってくる。「いじられ上手」なのは、「いじる側」からの「ここまでいじっても大丈夫」という信頼がなければ成立しえない。
 そして、冒頭でも書いた通り、K IVのキャプテンに一番適任なのは彼女だと私は思う。キャプテンにとっての最大の仕事は、皆を引っ張ることでも、まとめることでもなく、「責任を背負うこと」であり、その重圧に耐えながら、皆の盾となる役目は、年長者が担うべきだというのが私の基本的な考えである。確かに、現時点で研究生をまとめているのはみなぞうである以上、彼女が率いるのが自然な形のようにも思えるが、私としてはむしろ、みなぞうにはそろそろ、その重圧から解き放たれてほしいのである。彼女には「表現者」としての実力も十分にある以上、「キャプテン」としての役割ばかりに従事しすぎるのは、勿体無い気がする。
 逆に言えば、りこぴの場合はまだ、歌やダンスだけで観客を一発で引き込むだけの実力が身についていない。しかし、色々な意味で「味のあるキャラ」ではあるからこそ、まず「キャプテン」という肩書きを与えて、注目を浴びる立場に置くことで、そのキャラも生かせるようになると思う。そして、劇場全体を取り仕切る指原との相性という点から考えても、なんとなく、りこぴの方が上手く立ち回れそうな気がするのは、私だけだろうか。

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