2014年2月28日金曜日

ちぃずの仲間達15:秋吉優花〜巧妙すぎる「その辺の子供」〜

 とりあえず、「大組閣」も終わって、ようやく情勢が一段落してきたので、久しぶりにメンバー紹介の記事を復活させていこうかと。
 そんな訳で、今日のテーマは、メロン選抜の二期生七人の中で唯一、まだ紹介していなかった秋吉ちゃん。実は、このシリーズの更新がしばらく止まっていたのは、彼女のせいだったりする。というのも、当初の予定では、おかぱんの次は彼女と決めていたのだが、どうしても彼女だけは、私の中での評価がまとまらずに、どう書けば良いか分からなかったのである。
 あるYで彼女や美桜が出てきた頃、どちらも似たようなロリキャラとして扱われていたが、私は最初は「美桜は計算されたロリ、秋吉ちゃんは天然のロリ」と思っていた。しかし、よくよく見ていると、徐々にそれが「実は逆なのでは?」と思えてきたのである。少なくとも、秋吉ちゃんのコメントの完成度の高さは、どう考えても天然ではない。しかし、だからと言って美桜ほどの露骨なあざとさは感じられない。確かに彼女は「子供」なのだ。それは間違いない。しかし、素のままでもロリっぽいのに、それを自己プロデュースで更に完璧に仕上げる演出力が、あまりにも秀逸すぎるのである。我々おっさんが「美少女タレント」ではなく「子供」に求めている要素を、彼女は全て持ち合わせているのである。
 おそらくはそれが、なこみくが加入した今でも、彼女が選抜から外されなかった最大の理由だと思う。なこみくはあくまで「洗練された美少女」であり、我々が秋吉ちゃんに求める「等身大の子供像」とは全く異質の存在なのである。その意味では、むしろ同い年の美咲・愛玲菜の方が競合相手となりうるタイプだと思うのだが、彼女達にはまだ秋吉ちゃんほどの「魅せ方」が備わっていない。というか、あの「魅せ方」は彼女の「天性の自己プロデュース能力」が為せる技であり、おそらくは他のロリメンでは真似出来ない。「皆が心の中になんとなく描いている『その辺の子供』像」をあそこまで完璧に作り上げることが出来る彼女こそが、本当の意味での(「美少女」ではなく、より純粋な意味での)「ロリ」の完成型なのである。
 しかも、彼女の魅力はそんな「キャラ(記号)としての魅力」だけに留まらない。ちぃずに負けないダイナミックな動きで髪の乱れを気にしない全力ダンスも、これまたちぃずに匹敵する意外な「低音の歌声」も、どちらも「その辺の子供」キャラとは掛け離れたギャップ萌えを引き出している(その意味では、実はちぃずにとっては最も警戒すべき競合相手なのかも)。そして、毎回の自己紹介MCにおける「もう〜になりました」シリーズに代表されるトークセンスの秀逸さも、他の追随を許さない。彼女がロリキャラ(という名のリミッター)を完全に放棄して、その実力を本気で発揮するようになった時こそが、HKT全体にとっての本当の意味での覚醒の瞬間になるであろうと、私は確信している。
 ちなみに、彼女の呼び名に関しては、なんだかんだで、私は「秋吉ちゃん」と呼ぶのが一番しっくりくる。それは、「ゆかちゃん」だと、どうしても私の「初代推しメン」と被ってしまうから、というのもあるが、博多では「名字そのもので呼ばれることが多い人」は出世コースというジンクスもあるので(指原、村重、谷、etc.)、なんとなく、そう呼んであげたい気分になっているのである。

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