2014年2月24日月曜日

「ショタロリ」という言葉を定着させたい

 今回の記事を読む前に、まず、以下の諸々のオタク用語について確認しておこう。

・ロリコン=少女愛好者(語源はウラジミール・ナボトフの『ロリータ』)
・ショタコン=少年愛好者(語源は横山光輝の『鉄人28号』)

 ここまでは常識とした上で、ここから派生(?)した言葉として、


・ロリ=幼い(雰囲気の)少女
・ショタ=幼い(雰囲気の)少年

という言葉も近年では一般的に使われている(ただ、稀に上記を「ロリコン」「ショタコン」と同義語として使うこともある)。「雰囲気」をカッコ書きにしたのは、人によって定義が異なるから。分かりやすく書くと、

・雰囲気重視派のロリコンにとってのロリ:○まりり ×ボス
・実年齢重視派のロリコンにとってのロリ:×まりり ○ボス

ということになる(まぁ、後者は圧倒的少数派だと思うが)。

 さて、ここからが本題なのだが、(生粋のアイドルファンの人々の間ではおそらく馴染みのない言葉だとは思うが)二次元界隈では「ショタ」の下位分類の一つとして「ロリショタ」という言葉が存在する。

・ロリショタ=ロリっぽい少年

 ただ、この言葉の定義も実は人によって大きく異なる。ウチのカミさんによると、90年代の時点では単に「少女のよう可愛い顔の美少年」という意味だったらしいが、最近のwikipediaによると現在では「女装した少年」を意味する言葉(「男の娘」の類義語)として用いるのが一般的であるとのこと。この転換に関しては、ウチのカミさん曰く「90年代のBL界では女装ジャンル自体が邪道扱いされていたけど、最近は女装ショタが市民権を得てきたから、それで呼び方も変化してきたのではないか」とのことだが、まぁ、この辺の解釈の真偽についてはどうでもいい。
 問題なのは、この「ロリショタ」の対義語としての「ショタっぽい少女」を指す言葉が存在しない、ということである。一応、「ショタロリ」で検索してみたところ、「ショタっぽい少女」という意味で使っている人もいないことはないが、「ロリショタ」に比べてると圧倒的に少ない。wikipediaに至っては「アイマスの真のようなキャラを『ショタロリ』とは呼ばない」と断言されている。
 しかし、それでも私はあえて「ショタロリ(ショタっぽいロリ)」という言葉を、一つの萌えのジャンルとして確立することを提唱したい。私のように「小学生男子っぽい女の子」が好きな人は(多数派ではないだろうが)間違いなく一定数存在している筈である。決して同性愛者ではなく(美少年もそれはそれで好きだけど)、ピンクのフリフリを着た幼女に興奮する訳でもなく(それはそれで悪くないけど)、あくまでも「ショタっぽいロリ」が好きな私のようなタイプにとっては、自分の好きなタイプの女の子を端的に表す言葉としての「ショタロリ」という言葉に、市民権を与えて欲しいのである。

 そして、賢明な読者の方々は既にお気付きだと思うが、私にとってこの「ショタロリ」の理想型が、ちぃずなのである。彼女は背が低いため、コンサート曲やカップリング曲などでは、いわゆる「かわいい系の曲」に回されることが多い(片思いの唐揚げ、希望の海流、わがままコレクション、バレンタイン・キッス、etc.)。確かに、彼女は身長的には「ロリ」に分類されてもおかしくないし、年齢的にも、まだギリギリ「ロリ」に含まれると言って良いだろう。しかし、彼女は顔付も性格もダンススタイルも、世間一般がイメージするところの「正統派ロリ」とは程遠い。自他共に認める「イケメン」タイプなのである。
 しかし、だからと言って彼女がいわゆる「男装の麗人」キャラなのかというと、そうではない。宝塚的な男装キャラを演じるにはあまりにも身長が低すぎるし(だから、君ペガはやらせてもらえない)、性格的にも引っ込み思案で赤面性なので、あくまでも「男として未完成な『少年(ショタ)』」に近いキャラなのである。そして、そんな彼女に捧げるべき称号として「ショタロリ」以上に相応しい言葉はない、と私は確信している。某巨大掲示板では、Party公演時代、アンコールでTシャツ&短パン姿で登場した彼女のことを「そのままカブトムシでも取りに行きそうな雰囲気」と評した人がいたが、そんな「小学生男子のような純粋さ」こそが、彼女の魅力の最も根本的なエッセンスなのである。

 で、まぁ、そんなことを考えていた私の眼の間に飛び込んできたのが、昨日の握手会で彼女が披露した男装の写真である。はっきり言って、こんな男の子が目の前に現れたら、自分の性的方向性を改めて再考したくなるくらい、完成度の高い「ショタ」コスである。48Gで他にショタコスが似合うキャラと言えば、本店のカレン、栄のりかちゅう、難波の百花といった面々が真っ先に思いつくが、彼女達はどちらかというと「やんちゃ系ショタロリ(より細かく分類するなら、それぞれ厨二系・ksgk系・狂犬系のショタロリ)」であり、「真面目系ショタロリ」のちぃずとは、明らかに方向性が異なるので、キャラ被りの心配はない。むしろちぃずに近い男装キャラと言えば、やはり栄のにししだと思うのだが、彼女の場合は年齢的にも身長的にも「ショタ」とは言い難い(下図参照)。

 
無論、世の中には男装コスが嫌いな人もいることは知っている。大金払って握手しに来たファンの人々の中には、かわいい服を着たちぃずに会いたい人もいるだろう(それはそれで私も嫌いではない)。だから、毎回握手会で男装ばかりというのは好ましくないのかもしれないが、それでもたまに、ごく稀にでいいから、今回のような「男装」を披露する機会を作ってほしい。少なくとも、今回の写真は(昨夜の神田さんの書き込みの影響も大きかったのだが)ずっと在宅を貫いてきた私に「握手会への参加」を決意させるほどの破壊力があった。私のような「ショタロリ愛好家」が少数派であることは分かっている。しかし、それでも、ごく稀に、今回のような「当たり」を引ける機会があるかもしれない、と思えるだけで、私にとっては十分に握手会参加へのモチベーションになるのである。

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