2014年6月9日月曜日

ちぃず推しとしての私個人の総括

 結論から言えば、ランクイン出来なかった以上は「敗戦」ということになる。ただ、前の記事にも書いた通り、私自身は「ランクイン出来なくても、票数が上乗せされて、運営に『この娘は必要なメンバー』と思わせることが出来れば良い」という気持ちで投票したので、正直に言わせてもらえば、ランクイン出来なかったこと自体に対してそれほどショックはない。
 ただ、現実問題として、ランクイン出来ていない以上、何票入ったのかを確認することも出来ないし、去年の彼女と比べて、そして今年の他のメンバーと比べて、今年の彼女が票を伸ばしたと言えるのかどうかも分からない。だから、この総選挙、「勝ち」か「負け」かと言われたら「負け」なのだが、「前進」か「後退」かと問われたら、「分からない」としか言えない。少なくとも、私は去年よりも遥かに沢山の票を投じたし、何百票も投票したと報告してくれている人もいる。しかし、去年の時点で総計何票だったのかも分からないし、他のHKTメンバーがどれくらい票を集めているのかも、全く何も分からない。枠が広がったとはいえ、それでも80位までしか発表されない以上、(メンバー本人は、聞けば教えてもらえるらしいが)圏外メンバーのファンはこの「不安感」を一年間抱え続けたまま応援し続けることになる。
 ただ、逆に考えれば「81位だったに違いない」と思い込む権利もある、とも言える。さすがにそれは極論すぎるとしても、「去年よりは伸びているに違いない」と思う権利は、少なくとも「去年より沢山の票を投じたファン」にはあると言えるだろう。現場を知らない名古屋の(ほぼ)在宅の身が言っても説得力はないだろうが、このブログを通じて知り合った多くの「現場の人々」の話を聞く限り、少なくとも去年よりは明らかに増票しているだろうと思い込むことが出来る。
 その意味でも、改めて、このブログを始めて本当に良かったと思う。「自分以外にも彼女を応援してくれている人達が沢山いる」ということを実感することで、「投票を通じて(たとえ圏外でも)ちぃずの序列を押し上げる」という「最低目標」はきっと達成出来ている筈だと(たとえそれが、恣意的に選別された情報に基づく客観性に欠ける憶測にすぎないとしても)信じることが出来る。この「連帯感に基づく確信」こそが、来年以降も彼女の投票し続けようというモチベーションに繋がっていくのである。
 そう考えると、来年に向けて私がやるべきことは、まず第一に「このブログを書き続けること」なのかな、と改めて思えてきた。より直接的な戦略としては、来年のために貯金するとか、もっと給料増えるように頑張るとか、そういった努力の方が確実なのかもしれないが、仮に私が今年の10倍の票を投じたところで、おそらく大勢に影響はない。しかし、こうやってネット上を通じて、「梅本泉を応援しているファンは確かにいる」ということを知らしめることで、「じゃあ、自分も頑張ってもう少し彼女のために投票しよう」と思えるファンを増やすことが出来る可能性はある。
 無論、現実問題として、今の平均PV100にも満たないような泡沫ブログにそこまでの影響力があるのか、と言われたら、私も大して期待は持てない。しかし、これから先、私が頑張ってもっと面白い記事を書けば、もっと多くの人々に足を運んでもらえるようになるかもしれない。私が頑張ってもっとちぃずの魅力を伝えられるような記事を書けば、もっと多くの人々が彼女のためにお金を使ってもいいと思えるようになるかもしれない。そう妄想する権利は、今の私にもあると言って良いだろう。
 「努力は必ず報われる」という言葉は、必ずしも正しくはないのかもしれない。だが、「報われるためには、努力は必ず必要」だと私は思う。我々が、ちぃずの序列を本気で押し上げたいと考えているのなら、ちぃずの「ランクインしたいという夢」を本気で共有したいと思っているのなら、ちぃず本人だけではなく、我々の努力も当然必要になる。その努力の方向性は人それぞれだとは思うが、今の私に出来る(かもしれない)ことは、このブログを通じて、彼女を応援し続ける人々との「連帯の場」を提供し続けることくらいしかない。「圏外」という「進んでいるのかどうかも実感出来ない不安定な空間」の中で、「前には進んでいる筈だ」と実感するための「連帯の場」の一つになることが出来るよう、これから先も頑張って更新を続けていきたいと思う。
 ちぃずのぐぐたす更新が遅いなら、我々がネット上で彼女のことを盛り上げていけばいい。ちぃずが文章で何かを表現するのが苦手なら、我々が書く文章で彼女の魅力を伝えていけばいい。今のちぃずに出来ることが「劇場で我々を魅了すること」しかないのなら(そのままでいいとは思わないが)、私のような「文字で彼女の魅力を伝えることしか出来ない人間」が、出来る限りの創意工夫を尽くして、彼女に代わって彼女の魅了を伝えていけばいいのである。
 「そこまで尽くして、何の意味があるの?」と問われたら、「それが分からない人には、アイドル論を語っても無駄」と私は返す。しかし、「そこまで尽くす価値が彼女にあるの?」と問われたら、私は胸を張って「ある」と断言する。来年以降も、ちぃずがランクイン出来る保証はないし、もしかしたら今後も何年も「圏外という暗闇」の中で、進んでいるのかどうかも実感出来ない日々が続くのかもしれない。それでも応援し続けるだけの価値が「梅本泉」にはあるということを、このブログを通じて、少しでも多くの人々に伝えていきたい。それが、たとえ形には残らなくても、彼女の芸能活動を支えていくことに繋がると信じて。

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