2014年9月1日月曜日

4th選抜発表

 さて、色々とツッコミ所が満載というか、相変わらず博多運営の戦略は色々な意味で面白い。とりあえず、一つ一つの話題に焦点を絞って語っていきましょうか。

1、はるっぴセンター奪還
 厳密に言えば、オリジナル曲の選抜でセンターを務めるのは今回が初なので、「奪還」という表現は妥当ではないのかもしれないけど、それでもやっぱり、私は「奪還」と言いたい。ようやく、「博多の主人公」が「本来のポジション」を取り戻したというのが正直な実感である。今回の告知VTRを見ても、この二年間を通じて彼女がいかに美人になったかがよく分かるし、その影で思い悩んできた苦悩を想像しつつ、博多運営のこの「英断」には心から賛美を送りたい。
 一方、芽瑠については、ようやくここから彼女の「物語」がスタートしたと言えると思う。正直、これまでの彼女は、はるっぴの代わりに「叩かれるセンター」としての役割を不当に担わされてきただけで、彼女自身を支えていこうとする人々を盛り上げるようなエピソードに欠けていた。今回の発表直後の彼女のコメントは、かつてのはるっぴのような感情剥き出しの発言とは対照的に、「ファンの人々を動揺させないように」と中学生が必死に考えたであろう見事な「大人の発言」だと思う。この発言を受けた上で、次は芽瑠推しの人々が「そこで何を考えるか?」である(少なくとも、芽瑠はもう既に十分すぎるほどに考えている)。
 そして、もう一人のセンター候補、さくらに関しては……、本人もファンも色々と思うところはあるだろうが、彼女の「物語」を更に盛り上げるためにも、今回は、はるっぴで良かったんじゃないかと。とりあえず、「センター固定」という支店の「悪しき慣習」(断言)は壊れたので、今後、乃木坂方式に移行するのであれば、次の春シングル(=桜シングル?)では間違いなく彼女が最有力候補である。あるいは、もう一つの可能性として、ゆりあパターン(本店移籍)という道もうっすらと見えてきた気はするが……、まぁ、それについては、いずれ「メンバー考察」でさくらを取り上げる時にでも語ることにしよう。

2、選抜メンバーについての概論
 まず、16人選抜制を維持してくれたのは、個人的には朗報。やっぱり、人数増やせばいいってものでもないし、「歌番組の端っこに並ぶためだけに公演に出られなくなるメンバー」が増えることは、誰にとっても良いこととは思えない。その意味でも、他店からの兼任を花音一人に絞った運営の判断は正解だったと私は思う(ただまぁ、その結果、兼任メンバーによる個握ブーストが使えずに名古屋飛ばしが発生したとも言えるんですけどね、えぇ)。
 で、人選に関しては……、結局、今回は「本店の選挙とウチの選抜は関係ありません」と割り切ることにしたのね。去年の場合は、まだランクインメンバーの数自体が少なかったから、「なおぽんという民意」を反映することが出来たけど、「14人分の民意」を反映してしまうと、博多運営側の戦略として「今、推したいメンバー」を出せなくなってしまう、ということか。しかも、博多は年2枚しかシングルを出さない訳だから(これもどうにかしてほしい点だけど)、そのうちの片方を「本店選挙での民意」に引っ張られるのも厳しい、と考えるのも分からなくもない。
 とはいえ、民意を全く無視する訳にもいかないから、その妥協策としてのカップリング選抜(後述)、という訳ね。結局、これは去年のSKEの対応と同じ対応な訳だけど……、まぁ、現実問題として、これが「民意」と「戦略」を両立するための最善の妥協策なんだろうな。

3、昇格メンバー
 正直、じーなについては、脳パラ末期の頃からの推されっぷりを考えれば、想定の範囲内ではある。まおぱにについても、話題性という観点から入れたい気持ちは分かる。だが、さすがに、さえちゃんは全くの予想外だった。ただまぁ、年齢的に考えると、さえ&まおはオールドルーキー(高3)なので、スタートラインが同世代の二期生(舞Pぽん)よりも遅いことを考えると、ここで使っておかないと人気は伸び悩む、という運営の判断もあるのかもしれない(じーなも高2なので、博多の中では若くはない)。
 とりあえず、この三人の共通点は「長身美人」ということだろう。それが曲のコンセプトに合っているのかどうかは分からないが、三人とも「後列でも栄えるメンバー」なので、お試し枠として使ってもらえた今回は、大きなチャンスだと思う。なこみくとの対比という意味でも、彼女達が入ることは絵的に美味しいしね(まぁ、それを言うなら、わかちゃんやボスを入れろよ、って話になるんだけど……)

4、降格メンバー
 おそらく、舞ちゃんに関しては、芽瑠同様、そろそろ一度落とすことで、ファン陣営の奮起を促した方がいいと考えたのだろう。三度の選抜と「指原アンダー」を経験して、既に博多推しの人々の間での知名度は十分なだけに、あとはここから「次の物語」をどう構築するか、という点が今後の課題になると思う。
 秋吉ちゃんについては、個人的にはぜひ残してほしかったのだが……、彼女もそろそろ脱ロリを考える時期ではあると思うので、なこみくの隣で中途半端な立ち位置にいるよりも、ガンガン公演に出てMC力を更に磨いていく方が良い気もする。ボスが兼任で公演出席率が下がっている今、HのMCを盛り上げるためにも、秋吉ちゃんにはもう一皮剥けてほしいところだしね。
 で、おそらく最大の争点だったであろう村重については……、これはこれで運営の温情なのかな。相手が相手だけに、完全スルーした方が大人の事情的には良かったんだろうけど、今の状態で彼女がメディアに出てもファンからは針のムシロだろうし、本人のメンタル的にも逆にキツいと思う。もともと、ポテンシャル的には絶対に選抜に必要な存在なので、5thでの復帰は濃厚だろうから、今は素直に謹慎させてもらえることに感謝すべきなのではないかと。
 ただ、この三人って、いずれも歌唱メンというか、声量のあるメンバーばかりなので、生歌の時に彼女達がいなくて大丈夫なの? という心配はある(じーなは上手いけど声量が無いし、あとの二人は……)。まぁ、今回はリードボーカルも芽瑠でなくなる訳だから、あんまり歌唱力のいらない曲なのかな。

5、私はブルーベリーパイ
 そんな訳で、「総選挙結果へのせめてもの誠意」として結成されたであろうカップリングユニット。扱いとしては、バンビ枠ということなのかな。去年の秋のSKEシングルのカップリングとは違って少人数ユニットなので、オリジナル公演が当分始まりそうにない現状においては、一期生ですら大半が未経験の「オリジナル少人数ユニット」を貰えるという意味で、かなり美味しい起用法とも言える(問題は、それを披露する機会がどれだけあるのか、という点だけど)
 しかも、メンバー的には3rdまでの選抜メンバーが一人もいないという、かなり大胆な人選。それも、総選挙で頑張ったりこぴ&Pちゃんに、今回のシングルで大抜擢されたじーな&さえちゃんまではいいとして、最後の一人がまさかのみるんとは、一体誰が予想出来たというのか。正直、「三期生では葉月推し」を自称している私としては、少々複雑な気持ちもあるが、こうやって無名メンバーをいきなり大抜擢する手法は、干されメン推しの人々にも「次は自分の推しの番かも?」という「夢」を与えてくれるので、出来れば今後も、難波鉄砲隊みたいな形で、メンバーを入れ替えつつ「お試し枠ユニット」として存続してほしいな。

 ……ということで、色々と面白い試みをやってのけてくれる博多の運営は、やっぱり面白いと痛感させられた次第。せっかく50人近くいるんだから、固定せずに色々と試してみないと、勿体無いよね。
 そして、このまさかのサプライズ発表を受けて様々なメンバーがそれぞれにコメントする中、昨夜のちぃずはいつも通りに早めの御就寝。うん、まぁ、ちぃずはそれでいいよ。ここで「選抜に入れなかったことが悔しいです」とか言い出すのは(そういう発言を求めている人達もいるんだろうけど)、ちぃずのキャラじゃない。
 それより何より、ちぃずは今、ソロデビューの準備で忙しいから、選抜発表ごときで一喜一憂しているヒマなんてないのですよ、きっと。

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